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おたふく風邪から派生する一番恐ろしい合併症は?

無菌性髄膜炎

おたふくの合併症で一番恐いものは、無菌性髄膜炎です。

 

そもそも髄膜炎というのは、何のことなのでしょうか?

 

髄膜炎とは、脳のくも膜と軟膜、くも膜下腔(くも膜と軟膜の間)に炎症が起きたものをいいます。

 

髄膜炎の原因は下の5つが挙げられます。

  1. 細菌性
  2. ウイルス性
  3. 結核性
  4. 真菌性
  5. 悪性腫瘍

この中で、無菌性髄膜炎の原因としてもっとも多いのがウイルス性。ですから、無菌性髄膜炎=ウイルス性髄膜炎という考え方もあります。

 

さらにその中でもエンテロウイルスによる感染が、発症原因としては一番です。

 

おたふくでかかる無菌性髄膜炎は、ウイルス性の中のムンプスウイルスによるものです。

 

研究所ごとに違いはあるのですが、
おたふくの罹患による無菌性髄膜炎の自然発症は10人に1人、
ワクチンの副反応による発症は1500〜3000人に1人と発表されています。

 

診断は、症状と髄液検査で行います。

 

無菌性髄膜炎の症状は?

髄膜炎の症状は炎症と頭蓋内圧が
高まって出る症状(頭蓋内圧亢進症状)と、髄膜刺激症状があります。

 

これは髄膜炎の原因に関係なく起こります。

 

頭蓋内圧更新症状(ずがいないあつこうしん)

3大症状と呼ばれる

  • 発熱
  • 頭痛
  • 嘔吐
髄膜刺激症状
  • 項部硬直(首が固くなる)
  • ケルニッヒ徴候(仰向けで寝て足を持ち上げると、膝を伸ばせない)
  • 意識障害

一般的にはこのような症状があげられますが、細菌性髄膜炎に比べると
無菌性髄膜炎の症状は軽度と言われています。

 

無菌性髄膜炎の治療・後遺症は?

無菌性髄膜炎に対する治療は、
いま出ている症状に対する治療(対症療法)になります。

 

熱が出ていれば解熱薬を使用し、
嘔吐がひどくて水分がとれない場合は点滴をします。

 

ですが、基本は安静にしていれば2週間程で治ります。

 

後遺症はほとんどないと言われていますが、
まれに発達遅滞やてんかんを起こす場合があります。

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